薬用酒ウニクムに関する随想（病んでるってどういうこと？）

2016年12月09日

「病んでる」という言葉を最近ときどき耳にします。
最初は、「なにかの病気にかかっている」のだと理解したのですが、何度か耳にするうちに「（心を）」という言葉が前提になっているのだということに気が付きました。

身体的なことでいえば、健康と健康ではない状態は明らかに異なります。
健康を標準状態として、そこからずれているから健康ではないことがわかります。
しかし、精神的なことでいうと、健康な精神状態を共通認識として定義できるはずはなく、私個人の勝手な基準を作ろうと思ったのですが、健康な精神（病んでいないココロ）」というものを定義することができませんでした。

ということは、「自分の心は健康だろうか？」と思った瞬間に、「病んでる」という結論が出るはずです。
そこから導き出される結論は、「人間はすべて心を病んでいる」という、どうでもいいようなものになるのだろうと思います。

すべての人が「（ココロのヤマイを）病んでる」という前提で暮らしていくのがいいんだろうな、ということに思いが至りました。

これから、思いやりのある生き方に変えていくというか・・・・・
変わっていくような気がします。
だって、同病相憐れむという言葉がありますから。

写真は、ハンガリーの薬用酒、ウニクム。
ツヴァックという侍医が、神聖ローマ帝国皇帝ヨーゼフ二世に献上したというお酒です。
胃腸の調子が良くなると同時に、心の疲れが軽くなるような気がします。

ウイスキー酒場A&Pマーリンズバー、今日もいつも通りやってます。