鍋焼きうどんの誘惑

まだまだ、強烈な日差しの時は、真夏のようですが、陽がささず風が吹くと、半そでではちょっと涼しすぎるかな、という陽気になりました。
夜になると、湯気の漂う食べ物がうれしくなります。
コンビニのおでんも始まりました。
ファミマ70円→クリア。
ローソン70円→クリア。
セブン70円→クリア。
串もの1本とちくわぶ、厚揚げ、大根などを買うので、70円セールの恩恵はあまり感じないのですが、ま、季節の行事ですから。
きっと、70円おでんというのは、初秋の季語になっているような気がします。

狭い狭い自室(ワンルームマンション)のミニキッチンでも鍋焼きうどんならつくれるはず、と昨夜思いつきました。
鍋焼きうどん、食べたいな。
と思ったところで、問題点に突き当たりました。
私は鍋焼きうどんっていうのを、食べたことがないんです。
だから、何を入れたらいいのか、なにかポイントとなるものはあるのか、全然わからないのです。
鍋に入れて、うどんを加熱して、鍋を食器として食べれば「一応」鍋焼きうどんになるんだと思いますが、私が食べたいのは、正統派の鍋焼きうどんなんです。

蕎麦屋、うどん屋のお品書きでいうと、右側に、もり、かけ、きつね、たぬき・・・
と、庶民的なものが並び、左に行くほどに高額となり、蕎麦屋で言うと、鴨南蛮、天ぷらそばと並ぶか、それ以上に左寄り(政治的なニュアンスは抜き)なのが鍋焼きうどんのはず。

鍋に、うどんをいれて「さあ、鍋焼きだ、文句あるか」と言われたら、文句を言います。

鍋焼きうどんは、注文を受けてから出来上がるまでに時間がかかるということを、東海林さだおさんのエッセイで読んだことがあります。容器ごとアツアツだから食べるのにも時間がかかると書いてありました。

何人かで、蕎麦屋かうどん屋にいって、「おれ、天ぷらそば」「お、リッチだねぇ、こっちはきつねうどん」「あ、俺もきつねうどん」
こういうメンバーで、一人、鍋焼きうどんを頼んでいいものかどうか。
こういうことを、東海林さだおさんは面白おかしくかいていました。

ということから考えると、多くの方は、鍋焼きうどんの存在は知っているが、正規の鍋焼きうどんを食べたことはないのでは、と推理します。
どうです? 食べたことあります?

いえいえ、私はうどんといえば鍋焼きに決めています、という人もいるでしょうが、たぶん少数派。

脱線したので、元の路線に戻ります。

鍋焼きうどんで検索すれば、歴史も定義も、鍋焼きうどんがある情景の印象的な小説や映画も、変わり種レシピも・・・・・すべてがわかる世の中ですが、よくわからなくて、想像してみる、という状況をもうすこし楽しみたいと思いました。

うろ覚えの、東海林さだおさんのエッセイや、出典も思い出せないけれど雑誌の写真などを頼りに、お隣の西友まで材料を購入に行きます。

購入したものは、冷凍エビ。カニカマ(普通の蒲鉾が普通だと思うけど、カニカマになぜか引き寄せられました)、小ねぎ、マイタケ、麩、鶏モモ肉。

出来上がりに、生卵を入れて、鍋の余熱でカルボナーラするんじゃないかな、と想像しました。

小振りの松茸(カナダ産)が野菜売り場にあったけど、これは見なかったことにして・・・・・

さて、鍋焼きうどんとはどういうものか?
検索してみよう。

・・・・・
・・・・・

調べた結果、エビ天を入れて加熱して、衣が溶け出してるのも多いですね。見ていて飽きません。

もう一度、西友に行ってエビ天を買うのは面倒くさいので、次回のお楽しみということにします。

食べた後で、この駄文を書いたため、写真がありません。
残念です。
フリー素材の写真を代わりに貼っておきます。
だいたい、こんな感じでできました。

nabeyakiudon

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