猫とウイスキー

【ウイスキー酒場と猫の関係】

スコットランド地方のウイスキーやビールの製造元で、古来から害獣駆除を目的として猫が飼われて来たといわれています。
 
ディスティラリーキャット(蒸留所の猫)、またネズミを捕ることからディスティラリーマウザーとも呼ばれています。
その名は「害獣駆除員」の肩書きで蒸留所スタッフとして記録に残っているものが多いです。
 
ウイスキーやビールの原料である大麦は鼠や鳥の餌となるため、製造元では常にこれらの害獣の駆除が大きな課題です。
駆除剤などは大麦の香りを損ない製品の品質に影響を与えるため用いることができず、古くから猫が害獣駆除のために飼育されてきました。
これらの猫はウイスキーキャットと呼ばれ、実用の必要性に加えてマスコットとしても大切にされてきました。
 
貯蔵技術の向上や、食品製造業者が建物内で生き物を飼うことへの規制が強まるなどの結果、多くの製造元からウイスキーキャットは姿を消しており、現在飼われている猫の大半はマスコットなのだそうです。
 
タウザーという雌猫はおそらく最も有名なウイスキーキャットでしょう。
グレンタレット蒸留所で飼われていたタウザーは、1987年3月20日に死ぬまでの24年間に28,899匹の鼠を捕まえ、ギネスブックに記録されています。
この「28,899匹」という記録の集計は、タウザー自身による自己申告でした。
といっても勿論、口頭で申告した訳ではなく、タウザーはネズミを捕獲すると蒸留所のスタッフに見せに来るという習性があったそうです(ちなみに猫には捕らえた獲物を主人に見せるということがよくある)。
ある時期からスタッフがその数を書き留めるようになり、やがてそれは膨大な数となり、記録を始めた時点から数えて28,899匹となったのでした。
 
タウザーの誕生日は、偶然にも女王エリザベス2世と同じ4月21日でした。1986年に23歳の誕生日を祝ってエリザベス女王にタウザー名義で送られたバースディカードに対し、「(人間の年齢に換算して)161歳の誕生日おめでとう」と記された返事が女王陛下から返ってきたというエピソードが残っています。
孫のアンバーとその子のネクターもウイスキーキャットに就いたが、ネズミ嫌いのアンバーは人前に出ることが好きでマスコットとして可愛がられたのですが、ネクターはネズミとりにとても熱心だったと伝えられています。
 
尚、タウザーの死後、グレンタレット蒸留所にはタウザーの銅像が建てられその偉業を称えているそうです。
 
(Wikipediaを参考にしました)

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